12 小惑星帯

クリスティアンの分艦隊は小惑星帯に到着した。その近くに木星型(ガスを主成分として構成される惑星)があった。その星の名前は便宜上クロノスセブンとされていた。

クリスティアン「セルバンテス少佐を呼んでくれ」

ミカイはセルバンテスを戦艦ビクトリアに呼んだ。

 

クリスティアン「セルバンテス少佐には隕石を工作船につないでもらいたい。工作船については作業が終わり次第無人にして遠距離から操作できるようにしてほしいのとクロノスセブンに水素やへリュウムなどがある。水素やへリュウムガスを入れた輸送船を隕石に固定してくれ200隻ぐらいつなげればいい」

 

セルバンテス「そのようなことをなぜするのですか?」

クリスティアン「工作船が隕石をクロノス星系の外縁まではこびわれわれのおとりとして使う。敵がそれをわれわれの艦隊と思えば戦力は分散したままだろう、それと水素やへリュウムはわれわれの艦隊が負けそうになったらそれを使い逃げるためのものだ」

 

セルバンテス「わかりました。」セルバンテスは任務についた。