3、恒星間自由連合軍

 

帝国軍だけではなく連合軍も大艦隊を出撃させた。連合軍の中にも今回の出兵を不安に思うものがいた。アマダ・ケン准将である。アマダはジェイコブ・リード提督率いる第3艦隊の参謀長として今回の出兵に参戦していた。アマダは目立った武勲は立ててはいないが帝国が攻めてくる前に多くの民間人を惑星から脱出させたり、敵の補給路を攻撃して敵の進軍ができないようにしたりした実績がある。アマダは23歳でクリスティアンと同じである。連合軍の中では若き英雄といわれたりすることもあった。

 

デビット・ランズベリ少佐がアマダのいる休憩室に入ってきた。

 

ランズベリ「また心配事ですか?上官のこととか?」

 

アマダ「少しだけだが・・・」

 

ランズベリ「今回の戦いは司令官があのリード提督だと勝てる戦も負けえるんじゃ」

 

アマダ「ああ、そのとうりだ。それにあの男がいたら・・」

 

ランズベリ「敵将の中で帝国の英雄といわれる」

 

アマダ「それにうちの司令官は用兵をいかに見方を殺さないで敵を殺すかということがまったくわかっていない。軍事ロマン主義というか・・勇敢に戦うことが信念の様だからな。」

 

リード(リード中将)は50歳で熟練の用兵家などと思われているが指揮官としては無能であった。アマダは今回の作戦全体が狂っていると思っていた。帝国軍は連合領であるクロノス星系に進軍していた。この宇宙域を戦争の場として選ぶのはいいが連合軍は兵力を分散している。帝国軍は3万5千隻の5個艦隊である。連合は7万隻である。2倍の兵力を3分割してクロノス星系に侵入するのだから各個撃破される可能性がある。リード提督が率いる艦隊は2万3千隻である。アマダは意見具申を何回も宇宙艦隊司令部にしたが無視されていた。

 

アマダ「敵が無能な司令官であればわれわれも生き残れるだろう。」