銀河戦記序章3

恒星間自由連合でも戦争状態であるため国民に犠牲を強いていた部分がある。帝国でもそうだが連合でも徴兵制度があった。専制君主国家の悪の独裁政治を打倒する正義の聖戦と位置づけられた。また戦争が100年続くとさすがに財政負担が重くなり増税と社会保障の削減などで国民は2重の苦しみにあげいていた。

 

しかし帝国と違うのは言論や結社の自由などがあり戦争をやめさせようという風潮も強かった。そうした活動家は政府の弾圧にさらされることは無かった。民主共和制の建前ではそうしたことはできない状況でもあった。そのため政府がプロパガンダでそうした平和を追求する勢力を落としいれようとかくさくもしていた。それでもまだ帝国よりはましであった。また帝国やオリオン人民共和国からの亡命者を大量に受け入れたため社会資本の整備が整わない状況にあった。